100歳までボケない認知症予防!?
実は、認知症は高齢者だけの病気ではありません。18歳〜64歳で発症する若年性認知症が、全国で約4万人いるそうです。生活習慣によって発症のリスクが高くなりますので、若いうちから予防することが大切です。
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認知症とは?
認知症を簡単に説明すると、頭の中に老廃物が溜まり、脳が萎縮して隙間ができてしまう病気です。
厚生労働省の推計では、65歳以上の認知患者が、既に240万人を超えており、2020年には、300万人を超えると推定されています。
そして、65歳未満の認知症患者は、約4万人と推計されているそうなので驚きです。
▽厚生労働省/みんなのメンタルヘルス
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_recog.html
世界では3,500万人以上の認知症患者がいて、WHOの報告では、2050年に1.1億人になると言われているそうです。
65歳未満で発症する認知症を“若年性認知症”と言います。
老廃物は、20代、30代、40代でも溜まりますので当然の結果かも知れません。
認知症の症状
記憶障害、判断力の欠如だけでなく、食欲がなくなり衰弱することになります。
最初はもの忘れの症状で始まり、進行すると幻覚や徘徊、更に進行すると寝たきり状態に陥ってしまいます。
認知症は、近い記憶から空白になり、年相応のもの忘れとは異なります。
記憶の中には、3種類の記憶があります。
- 短期記憶;数時間前の記憶
- 中期記憶;昨日、一昨日前の記憶
- 長期記憶;昔の記憶
「朝食べたものを昼間には覚えていない」「買い物に行ったものの、何を買いに来たか覚えていない」などの症状があれば要注意です。
たくさんの種類を食べたもの全部を思い出せないのは普通の人でもありますが、何処で食べたか、何を食べたかを思い出せないパターンは、食べてことの記憶が空白になっていますので危ないパターンです。
認知症は、治すことができるのか?
認知症の薬は、厚生労働省から数種類の薬が認可されています。
ただし、この薬は症状を抑えるだけで、病気の進行を食い止めることができません。
ようは、根本的な治療にはならないのです。
京都大学の山中教授のiPS細胞に期待されていますが、まだまだ時間がかかるでしょう。
現状では、治すことは難しく、予防するしかないのです。
「若いから関係ない」ではなく、若いうちから認知症発症のリスクを軽減することが大切です。
認知症の予防
生活習慣の中に認知症になりやすいリスクがあります。
認知症の予防には、発症するような生活習慣を止めて、予防できる生活習慣を心がけることが重要です。
週に3回は昼寝する!
昼寝をしない人と比べて、昼寝を週に3回くらいする人は、認知症発症のリスクが5分の1だと言う結果が出ています。
15分〜20分くらいの昼寝をすると脳が覚醒状態になることで効果を得られると考えられています。
長時間の昼寝は逆効果になりますのでご注意下さい。
褒めて褒められる!
褒められると脳の中に“ドーパミン”と呼ばれる快楽ホルモンが出ます。
ドーパミンによって、脳が刺激され、記憶にとって重要な神経回路を増やせることで、認知機能が回復します。
褒めた相手が嬉しくなると褒めた自分も嬉しくなり、同じようにドーパミンが出ます。
嬉しくなるとドーパミンが出ますので、お互いに褒め合うことが最も効果的と言えます。
ときめいている人は、脳内の重要な部分の神経回路が活性化するので、いつまでもドキドキ・ワクワクしてたいですね。
逆にけなされる続けると認知症のリスクになりますので、嫌な上司のいる会社などにお勤めの方は、注意が必要です。
低カロリーの食事を心がける!
アメリカやヨーロッパでは、生活習慣病の人は認知症になりやすいと言うことが明になっています。
高カロリーの食事を続けると認知症のリスクが高くなります。
マウスの実験で、高カロリー食を6ヶ月間与えた場合、認知症の原因となる老廃物が、通常のマウスと比較して2倍になったと言う報告もあります。
さらに、高カロリー食のマウスは、記憶力が著しく低下したそうです。
認知症だけでなく、エイジングケアにとって、食生活が如何に重要かが再認識されますね。
ひと口30回を目安によく噛む!
よく噛む人は、認知機能がほとんど低下しません。
明治大学理工学部准教授 小野弓絵先生の実験では、74歳のガムを噛んだ後の脳を調べた結果、記憶を司る“海馬”が活性化し、思考や判断を司る“前頭葉”が活発になったそうです。
特に高齢者は、噛むことによって海馬の萎縮を抑えてくれます。
ガムを噛むことで“脳のジョギングができる”と長寿医学の権威、順天堂大学大学院教授の白澤卓二先生が仰っています。(著書;100歳までボケない101の方法―脳とこころのアンチエイジング (文春新書))
認知症予防に効果のある食事?
ニューヨークのデータでは、2,000人の食事調査の結果、地中海料理を食べている人の認知症発症リスクが68%も減ったそうです。
地中海料理は、魚料理がメインで、野菜と果物、オリーブオイルをふんだんに使用します。
オリーブオイルに含まれる“オレイン酸”に脳の神経回路を活性化する働きがあり、果物に含まれるポリフェノールが認知症のプロセスを遅くすると言われています。
結果、認知症の発症リスクが減ったのでしょう。
と言うことは、野菜や果物、特にオリーブオイルを湯水のごとく使用する“MOCO’Sキッチン”のレシピは、認知症予防に効果のある料理と言えるかもしれませんね。
野菜と果物のジュースを週に3回以上飲んでいる人は、週1回未満の人と比較して認知症の発症リスクが76%低減されていると言う報告もあります。
特に色の濃い野菜や果物とナッツの組合せが良いようです。
グリーンスムージーを飲んでいる方などは、ダイエットだけでなく認知症の予防にもなっているのかもしれません。
やはり、認知症の危険度を減らすには、生活習慣を見直すことが重要で、少しでも早くからケアしている人だけが、いつまでも若く美しく、健康でいられることは間違いありません。
あなたも一緒にエイジングケアしましょう!
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100歳までボケない101の方法―脳とこころのアンチエイジング (文春新書) 100歳までサビない生き方 体の中からキレイになれる101の習慣 アルツハイマー病が劇的に改善した! 米国医師が見つけたココナツオイル驚異の効能