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“いつまでも若く、美しく、健康で暮らしたい!”そんなあなたに役立つエイジングケア情報をお届けします。

“糖化”による老化の加速

 

糖化による老化

美容と健康に重要なコラーゲンが糖化して老化する!

 

過剰な糖分が老化を早める!?

“糖化”とは、過剰な糖分が、コラーゲンと結合して変質してしまうことです。

コラーゲンは、細胞と細胞をつなぐ接着剤の役割をしている大切なタンパク質のことで、骨、血管、肌、脳など全身のいたる所に存在します。

コラーゲンが糖化すると、最終的に“AGE(Advanced Glycation End-product):終末糖化産物または、終末糖化合物”と呼ばれる物質に変質し、血管などに溜まり、老化を早めていることが近年の研究でわかってきました。
このことから、身体の本当の年齢を“AGE年齢”と呼びます。

AGE年齢が高いと言うことは、実年齢よりも身体が老化していると言えるでしょう。

最悪の場合は、糖尿病合併症などを引き起こす原因となりますので、AGEを溜めないエイジングケアをすることが重要になってきます。

弾力性もコラーゲンによって維持されていますので、美容美肌などを目的とするお肌のエイジングケアにも影響します。

コラーゲンが糖化すると

皮膚;弾力性を失いシワができたり、皮下組織の重みに耐えきれずたるみができる。
;茶褐色に変色し、少ない力で簡単に折れるようになる。
;白目の中に黄色いシミのようなものができ、炎症を起こす可能性が高くなる。
最悪の場合は、出血失明に至ることもあります。
血管;通常しなやかな血管がカチカチになり、動脈硬化を引き起こす。

などの影響が考えられますが、特に問題になるのが血管で、血管の壁を覆うコラーゲン糖化すると、動脈硬化を引き起こし、脳梗塞心筋梗塞などの病気を引き起こす原因となります。

糖化に対するケアを怠ると、老化を加速させて、生命を脅かす重大なことになってしまうと言うことです。

過剰な糖分は、食生活が問題!?

糖化すると言うことはは、血液中に過剰な糖分が多いと言うことです。

つまり「血糖値」が高いと言うことですが、普段の血糖値が低いからと言って安心しないで下さい。

大抵の人が血糖値を計測する場合は、健康診断などではないでしょうか?
おそらく空腹時に計測しているので、残念ながら「私は、血糖値が低いから大丈夫!」にはならないのです。
問題は、空腹時の血糖値ではなく、食後の血糖値にあります。

私たちの身体は、食事をすると血液中に糖分が増加し、この糖分をエネルギーとして使用しています。

健康な人は、食後およそ1時間で血糖値が最高値に達し、その後およそ1時間で通常の血糖値に戻ります。
通常の血糖値に戻るのに手間取った場合、エネルギーとして使われなかった糖分がコラーゲンを糖化させることになります。
もちろん、普段から血糖値の高い方は、常にコラーゲンを糖化させていますので、さらに悪い結果になります。

血糖値が戻りにくくなる原因は

●食べ過ぎ
●AGEを多く含んだ食品を食べる

などがあげられますが、糖分をエネルギーに変換する「ミトコンドリアが正常に働いていない」ことも原因と考えられるでしょう。

食べ過ぎであれば、単に食べる量を減らせば良いのですが、AGEは身体の中で作られるだけではなく、AGEが含まれる食品を食べることでも増加します。

AGEはほとんどの食品に含まれます。
含まれる量はそれほど多くないので神経質にとらえる必要はありません。

しかし、問題は「調理方法によってAGEが増加する!」と言うことです。

●高温で調理すると、タンパク質と糖分が結合しやすくなる!
鶏肉の場合、茹でるのAGE量を「1」とすると、焼くが「6」、揚げるが「10」になります。

●加熱時間が長いと熱が多く加わり、タンパク質と糖分が結合しやすくなる!
卵の場合、スクランブルエッグのAGE量を「1」とすると、オムレツが「3」、目玉焼きが「16」になります。

食後、睡魔に襲われるかたは、血糖値が異常に高くなっているので要注意です。

糖化のエイジングケアは、調理方法と食事方法の改善!?

ここまでご覧頂いた方には、もうお分かりですね?

コラーゲンを糖化させない方法は、「食品のAGEを調理で増やさない」と「食後の血糖値をおよそ2時間で元に戻す」です。

AGEを増やさない方法は、以下の2点です。

◎高温での調理は避ける!
◎加熱時間を短くする!

絶対に食べてはいけないのではなく、最低1日1食はAGEを増やさない調理方法の食品を摂るようにして下さい。

ただし、生焼けは、食中毒の危険性がありますので注意して下さい。

食後の血糖値をおよそ2時間で元に戻すには、以下の3点です。

◎野菜から先に食べる!
◎食後直ぐに10分ほど身体を動かす!
◎食べ過ぎない!

野菜から食べるのは、野菜に多く含まれる食物繊維が糖分に絡みつき、糖分の吸収をゆっくりにしてくれる効果があります。
食後直ぐに10分ほど身体を動かすのは、家事程度でOKです。
これらの方法を実行していても、食べ過ぎると糖分が過剰に摂取されますので、血糖値はなかなか元に戻れません。

この糖化のエイジングケアと供に酸化のエイジングケアを実行すると、内からのエイジングケアはほぼ万全です。

それでも食後に眠くなる方は、ミトコンドリアを修復するエイジングケアを追加して下さい。