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糖尿病

 

糖尿病は自覚症状のほとんどない生活習慣病です。自覚症状がないことから知らないうちに重病になり、合併症になってしまうとさらに脂肪率の高くなる病気です。糖尿病を知ることで予防と改善ができますので、理解しておきましょう。

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糖尿病とは

すい臓で作られる血糖値を下げるホルモンである“インスリン”の作用が低下し、高血糖(血糖中の糖分が高い状態)が続く症状です。

血糖値を下げるインスリンの作用が低下
↓↓
血糖中の糖分が高い状態が続く

糖尿病は、主にすい臓の機能障害か、もしくは生活週間によるもので、糖尿病患者の90%が生活週間によるものだと言われています。

すい臓の機能障害 5%
生活習慣の問題 90%

糖尿病になる要因は、遺伝・肥満・運動不足・ストレス・睡眠不足などが考えられていますが、機能障害ならば遺伝と考えられますが、ほとんどの人が生活習慣による糖尿病と言えるでしょう。

糖尿病の現状

2012年の糖尿病脂肪者数は、1万4486人で死亡原因としては10位くらいですが、死亡原因のトップである癌・脳卒中・心筋梗塞の人も糖尿病が多いと言われています。

2012年の糖尿病死亡者数1万4486人

2007年の国民健康・栄養調査によると予備軍を含めて2210人(推定)と言われ、年々増加傾向にあるそうです。

隠れ糖尿病を含む糖尿病が強く疑われる人は890万人、予備軍である糖尿病の可能性を否定出来ない人は1320万人いると推定されています。

糖尿病の疑い 890万人
糖尿病の可能性 1320万人

自覚症状が無いので、すでに合併症になっている可能性もあります。

血糖値による診断基準

糖尿病は血糖値によって診断できます。

空腹時の血糖値が126mg/dl以上、食後の血糖値が200mg/dl以上ならば完全な糖尿病です。

血糖値による糖尿病診断
  空腹時 食後
正常 110mg/dl未満 140mg/dl未満
予備軍 110〜126mg/dl未満 140〜200mg/dl未満
糖尿病 126mg/dl以上 200mg/dl以上

ただ、これだと血液検査しなければわかりませんね。

定期診断を受けることも重要ですが、自覚するには糖尿病の初期症状をチェックしてみるのも良いかもしれません。

糖尿病の初期症状

下記の状態にある人は要注意です。

  1. のどがよく乾く・水分をよく摂る
  2. 疲れやすくなった
  3. 食べてもすぐにお腹が減る
  4. 食べる割に体重が減る
  5. 傷が化膿しやすい
  6. 傷の治りが遅い
  7. 手足にしびれを感じる
  8. 尿の回数、量が増えた・ニオイが気になる
  9. 足がむくみやすい
  10. 物が見えにくかったり目がかすむように感じる

どれも勘違いしやすい症状ですね。

 糖尿病は自覚症状がほとんどないことから気づいた時には合併症…
と言うような場合が多いようです。

糖尿病の治療法

糖尿病の治療法は、食事療法・運動療法・薬物療法などがあります。

食事療法は、身体活動量に合せた分量で、必要な栄養素をバランスよく摂取することが必要です。

ドカ食いや夜遅く食べるのがだめで、特に食べてはいけない物はありません。

運動療法は、体脂肪を減らすことが重要で、体脂肪が減って筋肉量が増えるとインスリンの効きがよくなると言われています。

薬物療法は、血糖降下薬やインスリン注射です。

以前は、食事療法や運動療法で改善できない人にはインスリン注射をすると言う考え方でしたが、食事療法や運動療法と一緒にインスリンを使用するようになってきているそうです。

これは、血糖値を早く下げることが合併症予防につながると言う考え方です。

いずれにしても糖尿病にはなりたくありませんね。

糖尿病のまとめ

糖尿病は生活習慣病です。

生活習慣を改善することが予防につながります。

それは、エイジングケアの観点と同じで、バランスのとれた食生活と適度な運動を心がけること。

それが、糖尿病だけでなく、全ての生活習慣病の予防になります。

  • 身体活動に応じた食事量、バランスのとれた栄養素の摂取。
  • 脂肪量を減らし、筋肉量を増やす。
  • 睡眠をしっかりとる。
  • ストレス発散または、ストレスの溜まらない生活を心がける。